社員インタビュー
仕事と育児とのバランスが取れる働きやすい環境
管理本部/経理部
奥村 綾美
私は前職が金融機関で働いていて、サンエー電機にはキャリア採用で入社しました。子どもが3歳になるタイミングで再就職を考えましたので、仕事と育児とのバランスが取れる働きやすい環境が整備されている会社を探しました。面接の際に、子どもが小さいことから急なお休みを頂くことがあるかもしれないことをお伝えしたところ、それはお互い様なので大丈夫だよ、と仰って頂いたことが印象に残っていて、ここでなら安心して働けると思い入社を決めました。
幼少の頃から裁縫が好きでモノづくりが身近にあったことから、入社当初は基板製造の現場で働いていました。現場での仕事は、どうすれば作業効率がもっと良くなるのか、上司や同僚と相談して、日々改善しながらモノを作る仕事が楽しかったです。その後、数字を扱うことが得意だったことを評価され、経理部に異動しました。経理の仕事は、仕入に伴う請求・出金の管理をはじめ、売掛金管理や入金状況の確認、他にも年度末の決算業務を担当しています。事務的な業務が中心ですが、従来は銀行窓口に行って対応していた業務の電子化を進めるなど、製造現場での学びを活かして自分なりの改善を加えています。会社のお金を扱う仕事ですのでプレッシャーがありますが、決算業務など膨大かつ複雑な数字がピタッと合う瞬間はとても達成感を感じています。
子どもが病気になった時など、家庭の事情でどうしても休まなければならない時があるのですが、そういった時に周りの方の理解、サポートを得やすいところが助かっています。子どもの急な対応で会社に遅刻することを電話した時に、上司が「焦らずに気をつけて来て下さい」と温かくお声掛け下さり、とても安心したことを覚えています。もちろん言葉に甘えるのではなく、お休みを頂いた分の仕事を挽回する努力は必要ですが、子育て世代の働き方に柔軟な理解を示してくれる方が多く、家庭とのバランスを上手く取りながら活躍できるフィールドがある会社だと思います。
決算業務などまだ一人では対応できない業務の理解を進め、一人前として認められるようになるのが直近の目標です。将来的には労務や法務など経理以外の知識を増やすことで業務の質を高め、会社全般に関わるお金の流れを理解して、経営層をサポートできるようになりたいと考えています。これまでインボイス制度や帳票の電子化など、会社全体に関わる業務も担当してきました。これからもお金に関わる勉強会などに積極的に参加して、実務に還元していきたいです。
新卒時には想像が難しかったのですが、子どもを育てながら働くことは思っていた以上に大変です。日々の家事や保育園への送迎、急なケガや病気の対応など、予定通りにいかず悩むことが多々ありました。女性には特有のライフイベントの可能性があるからこそ、長く働くことを考えた時、会社の支援制度の充実や子育て世代への理解があるか、という点は企業選択における重要な条件の一つになると思います。その一方で、仕事に対する情熱がなければ、そもそも仕事と家庭の両立を継続することが難しいとも感じています。自分は何が得意で何をやりがいとして感じるのか、就職活動を通してしっかりと自己分析して、「自分がやりたいこと」を見つけることが大事だと思います。